ぼくの声は届かない

ジャニヲタの一人言(長文編)

ありがとうおとももち

 こんばんは。もう、2017年上半期が終了しましたね。祝日もなく、いつもよりも長いようであっという間な6月の最終日、あなたは何をしてすごしましたか?いつも通りの通勤、通学、家事、友達との飲み会…各々喜怒哀楽いろいろな感情をもって過ごされたと思います。皆さんがそれぞれ「いつも通りそつなく過ごした」かもしれない6月30日は、ある方々には「節目」となる6月30日でした。

 

 2017年6月30日、無期限活動停止中のBerryz工房カントリーガールズの嗣永桃子さん(以下、ももち)が、アイドルを卒業し、芸能界からも引退されました。青海の特設会場には約8,000人のファンが訪れ、全国の映画館ではライブビューイング、ニコニコ生放送での中継もおこなわれました。少なく見積もっても、国内でも1万人以上の人に惜しまれながら卒業したももち。1人対8000人でも、迫力に負けることなくその実力を惜しみなく発揮した2時間半でした。

 

 私は現地に行くことは諦め、横浜でライブビューイングを友人と鑑賞しました。といっても、私はBerryz工房(以下、ベリ)を少しかじった程度の在宅梨沙子推しだったので、本当に語れるほどの人間ではありません。なんなら曲も知らない数の方が多いです。ももちの卒業を知ったときは(いよいよしてしまうんだな…)程度のものでした。ですが、私にベリを布教してくれた友人が彼女の話をしてくれたり、CDをくれたり、DVDを貸してくれたおかげで彼女のアイドル活動、ハロプロに興味が再び沸き、Buono!で3年半ぶりに現場に行きました。そのときの感想ブログもよければ併せてご覧ください。

uusabukure.hatenablog.com

本当に語れるほど彼女を見続けたわけでも、お金や時間をかけたわけでもありませんが、この感情が薄れる前に、彼女のことを記事に残しておきたい、そう思い、記事を書かせていただきます。前置きが長くなりましたが、以下が「嗣永桃子ラストライブありがとうおとももち」ライブビューイングの感想になります。

 

 

 

OAをつとめる後輩たちがそれぞれ一曲ずつ歌いおわり、会場からはももちコール。まっピンクのTシャツをきた老若男女問わない大勢の人が、制作したうちわや何本もピンクのサイリウムを持って「ももち!」とコールをする姿をモニターで見て、彼女がいかに愛されているかは容易に見て取れました。

 

桃太郎のおとも衣装と鬼に身を包んだカントリーメンバーが登場し、ステージ中央のももバルーンがみるみるうちに膨らみ、やなふな*1が引っ張って…ピンフリを着たももちが登場!この演出を見て

 

「はい伝説キタ━(゚∀゚)━!」

 

そうおもいました。ていうかやなふなの鬼かわいくない??????衣装えらびからしてまず天才です。ももちも桃太郎風のピンクのフリッフリ。はあかわいい。まさか最初に「恋はひっぱりだこ」がくるとは思わなくて(勧められたけどきいたことがなかった)*2!私めちゃ焦りましたよ。がんばって歌詞から曲名を推測したさ。でも動揺は隠してサイリウムは振りつづけました。でも、横浜は少々おとなしめで、着席コールなしの雰囲気だったのがすごく寂しかったです。声だしたかったー!!!!!でも皆さんのサイリウムは元気でしたよ!!!

 2曲目のイントロで「わああ!!!」と声を上げてしまった私と友人。そう、みんな大好きなあの曲。

 

もしも…」!!!!!

 

なんなら昨日Youtubeできいたよ最高だよ~~~~!まだアルバムバージョン聴いていないのですがめちゃめちゃかわいいと評判ですよね。そのイントロ、彼女のあまあまなTHEアイドルな台詞まわしやダンス、表情。見ていたら自然と涙がこみあげてきました

在宅、まさかの2曲目で泣き出す。「夜中に電話しちゃっても~」のときの電話の手とかかわいい、ホントアイドル。台詞かわいくて死ぬ、フルコーラスごちそうさまでした!!!!!最後の「おやすみなさい」ぐうかわいい。

 

3曲目の愛のスキスキ指数上昇中」「MGCS」「世の中薔薇色」でもまあ泣く。ベリを出してくれた(ひっぱりだこは知らなかったので涙腺センサーにはひっかからなかった)ことでまず泣く。特にこの2曲はベリ曲でめちゃめちゃスキで、今でもカラオケでいれます。「愛スキ」はフッフー!/とかイエ~!/は現役時代には私はいえなかったので、小声であれど参加できてすごく嬉しかったです。「MGCS」は推しメイン曲でもあったのでたまらない!!あの台詞がももちの口から聞けるとは思いもしませんでしたから。「あっ電波が…!!」のとこ、りいちゃんは「ああー!」って芝居がかっている感じなんだけど、ももちは「あはっきこえなーい♡」(っていってそう)。それぞれの良さや特徴があって、どちらもスキです。でも、ももちバージョンの方が私はスキかな。そういえば、りぃちゃんも会場にいたようで!安心しました。「世の中薔薇色」の負けないぞ!/ドカーン/、楽しかった(^<^)♡

 

そして涙はとりあえず「ライバル」あたりで落ち着く(笑)小声ではありますが、「ひとーつふーたーつ♪」もちゃんと声もフリもやれました♪(/゜゜)/ ̄すっごくこの時点で楽しい、本当お金ある時になんで楽しいコンテンツがどんどんなくなってしまうのかしら。先ほども述べたように、1人対8,000人てだいぶ歓声がささってくると思うんです。それを微塵も感じさせず、ファンを切り盛りしていつも通りのパフォーマンスが出来るももちは改めてプロだと実感しました。細々した映像も全部面白いし。

 

メドレーもまた、たまらなかったですね。動くトロッコに歌いながらのあの安定感。曲によって声の高さも歌いかたも使い分ける能力。「スッペシャルジェネレーション」の肩透かし感もいたずら心満載で楽しかったな~!オタクさんたちも本家メンバーの最後に言えて良かったね…!

 

バラード2曲もまーたこれで泣くわけですよ。なんてったって「VERY BEAUTY」「I NEED YOU」ですもの。これほんとずるい。すてきな女性になったももちがきれいにしっとり歌いあげる至福のひとときでした。「I~」に至ってはイントロだけで泣く。ここのカメラワーク、すごい横顔がおおかったのですが、カメラマンさんの趣味だったりするのかな。眼福でした、ありがとう…!!!!

 

特筆すべきはやっぱり「ゆるしてにゃん体操」!!そしてひさしぶりのももち結び!!!最初の方で、髪を切ったかな?と思ったら後ろ髪はそのままで。気のせいかなーなんて思ってたら、このために合わせた長さだったんですね…!!!そのために髪の長さもももち結びが結えるように揃えるプロ根性、ただただ驚きました。そのあとはけたらすぐに髪の毛が下ろされているので、髪の毛バリッバリだったんじゃないかな…?と心配になりました。色々後に支障を来すかもしれないけど、卒業の形を目一杯理想通りに整える意識の高さに感嘆しました。

 

前半は主にベリボノパートでしたが、後半がカントリーパートでした。カントリーめっちゃトークうまくない?びっくりしたよ。超面白いじゃん。ももちの後輩の育て方、本出してほしい。ふなっき、かわいい。

 

「浮気なハニーパイ」の時にみんながサイリウム振りながら踊るので、椅子が揺れました(笑)私はカントリーは全シングルとうわハニ、リズム、妄想リハーサル、キスより先に出来ること、そのくらいしか知らなかったのでちょっと不安でしたが。すごくたのしめました!めちゃめちゃかわいい。「いとおしくってごめんね」の台詞を後輩から奪い、小関と張り合い…。私王道あまあま系アイドルが好きなので、ふりふりかわいい服着て、かわいい歌を歌いあげるのに、トークがお上手なこの子達をなぜ応援してあげなかったのか、すごく後悔しました。夏ハロ、みにいきたい。

 

本編最後の「Bye Bye またね」さっき、「さよならなんて苦手だよ またねって言葉だけが好き ホントは二度と会えないくせに」って歌ったくせに…。(また泣く)私は同曲は舞波ちゃんがベリを卒業するときのイメージが強くて。今見直したら、そのときから笑顔で涙をこらえる技を身につけていたのね…。(やっぱりまた泣く)いま思うと、全編ほぼ笑顔で終えられたのすごい。本当にプロ意識が高いって言葉では片付けられないような…そんな、強い自己プロデュース力や精神を持っているな…。

 

「アイドル卒業注意事項」ではでてきたとたんにほぼ泣いてるカントリー面がかわいくてあまらなかった。それでも笑顔で振る舞い続けるのは、ももちイズムを

継承した証でしょうか。ちぃたんだけはちっとも泣いてなくて、それはそれで彼女のプロ根性をみてとれました。ネタ曲のように聞こえるけど、愛にあふれたメンバーからのお手紙でした。私は山木さんと森戸さんのパートが好きです。

 

最後の衣装もかわいらしくて、私が見た中で一番短いスカート丈だったような気がします。最後のご挨拶も素敵でした。涙を流しながら、いつもの雰囲気(わたしのイメージでは淡々と意見をのべるイメージ)とは違って、少し焦ったり、言い直したり、気持ちがほんとうに見えてくるお言葉で、ファンへの感謝、ベリボノカントリー面への感謝、「自分のことが大好き」と語っていました。泣かせに来るだけでなく、ちゃんと笑いも忘れない彼女のスピーチ、とても良かっただけじゃ言い切れないけれど、良かったです。

 

上映が終わって席を立つ皆さんの顔は皆しゅんとしていて、歩きながら顔に伝う涙をぬぐう人もあったり。トイレはお通夜会場のようでした。会場を見渡せば、派手や控えめのさまざまな雰囲気で、おそらく学校帰りであろう制服の女性もいました。とおもえば、ちょっとおしゃれめな髭の生えた男性がサイリウムをふっていたり、いかにもなおじさんBライトをふっていたり、サイリウムももちと推しとの2本持ちしていたり。みんなみんな、ももちがすきっていう気持ちで、最後を見届けたいという気持ちでここまできたんだなと。彼女の最後の視界にははいらなかったけど、歓声も聞かせられなかったけど、在宅がこんなことをいうのはおこがましいですが、ライビュへ参加した方々も、ニコ生の方々も、彼女への秘めた思いは会場にいるみなさんに劣れど、けして小さいものではないと思います。これほどたくさんの思いを15年もよく背負い続けてくれました。ほんとうに、アイドルでいてくれてありがとう。あなたのアイドルとして生きた15年間、多くの人々の心を動かし続け、これからもその功績に魅了される人が増え続けることでしょう。嗣永さんはもう表舞台に立つことは当分ないとおもいますが、「自分は大丈夫だから皆のほうが幸せになって(要約)」と最後までこちらの背中を押してくれる素敵なアイドルを世間に忘れさせないように、嗣永さんが応援してくれた自分たちが主役の人生を全う出来るようにならなければいけないなと。

 

そう簡単に気持ちをシフトできるわけではないだろうし、にわかな私でさえも正直ひきずってしまいそうです。つまずいたら、また彼女の映像に力をもらって、自分の人生を生きたいと思います。素敵な夢をありがとう、ももち!乱文失礼いたしました!

 

*1:カントリーガールズの梁川菜々美ちゃん、舟木結ちゃん

*2:いわゆる聞かず嫌い